「傾聴」する、ということ

幸福力のある女の子を育てる本

幸福力のある女の子を育てる本

あのエニアグラムの鈴木秀子さんの書いた本。

内容は「子育てハッピーアドバイス」に似ていた。
要するに、子供が自己肯定感を持てるよう、そのままを認めてあげること、
子供の気持ちに傾聴(すること分析せず、教えもせず、慰めも褒めもせず、
ただただ、言っていることを、いうとおりに受け止めること)が大切だと。


<女の子の育て方>として印象深かったのは下記。
『女の子にとって「コツを飲み込む」感覚は大事。
男の子は理屈や、論理的な説明でも伝わることが多いが、女の子は感覚とか感性とか理屈を超えた部分でなにかをつかむことで、自分を成長させる要素が強い』
『とくに女の子は本能的に母性が働き、小さい頃から「守る」ということに敏感です。
お母さん、お父さんから自分が守られて育った子は、大人になってから、
自分自身も家族や他人を守る力を自然と身につけていきます』


他には、お母さんに対してもアドバイスも。
『お母さんが自分自身を好きになること』
『お母さんが自分の気持ちを書きだすこといいこと。たとえそれを忘れてしまっても潜在意識の中には残るから
『躾というのはお母さんの信念が一貫していることが重要』

うちには息子はいないけど、この言葉も印象的だった。
『(娘よりも)息子が可愛い(溺愛、という意味)というのは、夫と築きたい親密な関係を
息子とのあいだで代償行為しているという場合もあります』

確かに、たまにいる。
でもこういうお母さんって、自分の気持ちに気付いているんだよね、きっと。
でもやめられない、って感じだと想像するんだけど、どうなんだろう。